フランチャイズ 開業 低資金 低予算
2021-03-31
フランチャイズの基本

低資金・低予算で開業できるフランチャイズ(FC)オススメ業種とは?

独立したいけど先立つものが無ければ難しい、そう思って開業を諦めていませんか?
実はフランチャイズの中には低資金・低予算で開業できる業種もあるのです。
そこで今回は、低資金・低予算でも開業できるフランチャイズ加盟店や開業できる業種、そしてフランチャイズでの開業するメリットとデメリットなどを紹介します。
資金不足で独立に踏み切れない方は、ぜひ参考にしてください!

低資金・低予算での開業方法


起業には高額の資金がいる、フランチャイズだとさらに加盟料やロイヤリティがあるからより高額になる、そう思っている方も多いのではないでしょうか?
実は0~100万円で開業可能なフランチャイズがいくつも存在します。
それでは低資金・低予算で開業する方法を考える前にフランチャイズについて確認をしておきましょう。

フランチャイズとは

個人や団体がフランチャイズ本部(フランチャイザー)と契約を結ぶことで加盟店(フランチャイジー)となり、代価(ロイヤリティ)を支払うことでフランチャイズパッケージを利用できる仕組です。
加盟店は同じ名前の看板を掲げていても、本部の社員ではなく、あくまで独立した経営者(オーナー)がいます

フランチャイズパッケージとは

フランチャイズパッケージは本部により含まれる要素が異なりますが、本部のブランド力や経営ノウハウ、営業マニュアル、広告、各種サポートなどが含まれます。
研修や広告費は、ロイヤリティとは別に費用が発生する場合が多いので、加盟前にそれぞれいくら必要なのか確認しておくほうが良いでしょう。

低資金・低予算での開業可能な本部を探す

無店舗で経営できる業種なら、店舗を維持管理するために必要な予算を大幅に節約可能です。
また店舗が必要な場合も、狭いスペースで従業員を雇わなければ100万円以内で開業可能な業種もあります。
具体的には、無店舗ならハウスクリーニングや家事代行、配食サービス、そしてWEB制作などがあり、有店舗なら買取業があります。
また、フランチャイズによっては加盟料やロイヤリティが無料の本部もあるので、そういった所に加盟することで開業費用を抑えることは可能です。

フランチャイズ本部と契約を結ぶ

低資金・低予算での開業できる業種を絞り込んだら、あとはインターネットなどを利用して本部の情報を集めます
そして気にいた本部があったら説明会に参加して、納得ができたら契約を結んで加盟店となるのです。
それぞれの業種や本部により審査基準や手順に違いはありますし、店舗や事務所を準備するタイミングなども変わってくるので注意しましょう。

低資金・低予算で開業できる業種


それでは低資金・低予算で開業できる業種について詳しく紹介していきます。

業種 1 )高齢者向け弁当の宅配サービス業

寝たきりではなくても自炊が困難な高齢者にお弁当を届けるサービスです
多くは冷凍食品を解凍し、それを盛り付けて届けるだけです。
それでは「高齢者向け配色サービス まごころ弁当」を参考に開業にかかる費用を考えてみましょう。

発生費用

  • 加盟金:0円
  • 保証金:0円(審査あり)
  • ロイヤリティ:0円
  • 会費:税込33,000円/月
  • システム料:0円


かなり低予算で加盟可能です。
ただし保証金は審査がありますし、ロイヤリティは0円となっていますが、会費の33,000円が毎月発生します。
また、加盟するには以下の条件を満たさなければなりません

加盟の条件

  • 標準店舗規模:7坪~10坪
  • 店舗総合保険への加入
  • 契約期間:5年間


店舗は新規出店だけでなく、自宅での開業、既存の店舗への併設も可能です。
そのため自宅が条件を満たしていれば店舗にかかる費用を抑えることができます。
また、契約期間が5年というところも注意してください。
期間内に契約を解除すると違約金が発生する恐れがあるので、契約前に違約金についても必ずチェックしておきましょう。
参照サイト:高齢者向け配色サービス まごころ弁当「フランチャイズパッケージ概要

業種 2 )ペットシッターサービス業

疲れた心を癒やし、支えてくれるのがペットの存在です。
しかし、仕事や育児などの都合でペットの世話ができないときに頼りになるのがペットシッターです。
ペットシッターをフランチャイズで開業するには、一般的に70万円程度必要と言われていますがそれ以上発生する場合もあります。
それでは「日本ペットシッターサービス」を参考に開業にかかる費用を考えます。

プラン費用

  • Aプラン:税込660,000円
  • Bプラン:税込1,155,000円


日本ペットシッターサービスは2つのブランを用意しており、内訳は以下のようになります。

プラン費用の内訳 

  • 加盟金
  • 研修費
  • 備品費
  • ホームページ制作費


研修費には、マニュアル研修、ペットシッター同行、ホームページ研修、実務研修、実技研修が含まれます。
また備品費は開業に必要な備品一式です。
未経験でも開業できますし、資格についても法改正に対応できるよう本部がサポートしてくれます。
内訳はA、Bともに同じ項目ですが合計の金額に大きな開きがある分、内容にも差があるものと考えられます。
具体的な違いについては、日本ペットシッターサービスに確認をお願いします。
参照サイト:日本ペットシッターサービス「ペットシッターFC店募集

業種 3 )買取業

買取業は、新古書店やリサイクルショップなどと違い、来店客から買取るだけで販売はしません
買取った品物は業者に転売して利益を得ます
商品を陳列しないため狭いスペースで営業できるので、費用を抑えることが可能です。
また、フランチャイズ加盟店になれば査定も本部のサポートが期待できますし、買取った商品の転売先を本部が紹介してくれたり、本部でやってくれたりするケースもあります。
それでは「買取専門店 おたからや」を参考に開業にかかる費用を考えましょう。
個人が加盟できるプランは3種類あり、ここでは個人におすすめのダイヤモンドプランとシルバープランを紹介します。

ダイヤモンドプランの発生費用

  • 加盟金:0円
  • 開業セット:0円
  • 研修費(2名分):税込1,100,000円

合計:税込1,100,000円

シルバープランの発生費用

  • 加盟金:税込550,000円
  • 開業セット:税込1,100,000円
  • 研修費(3名分):税込1,650,000円

合計:税込3,300,000円

開業セット内訳

  • マニュアル一式
  • 店舗ホームページ
  • 査定セット
  • 備品・消耗品
  • 検品機器


開業セットの内容はダイヤモンドプランとシルバープランで異なります。
低予算で始めたいたならダイヤモンドプランですが、未経験で開業するなら開業セット内容をしっかりと確認してから判断するのがおすすめです。
参照サイト:買取専門店 おたからや「加盟プラン

業種 4 )ハウスクリーニング業

「ハウスクリーニング」とは、プロの清掃業者に頼んで家の掃除をしてもらうこと、あるいは家の掃除を専門としてやっている清掃業者のことを指します。
それでは「おそうじ本舗」を参考に開業にかかる費用を考えます。

発生費用

  • 加盟金:税込330,000円
  • 保証金:非課税200,000円
  • 研修費:税込605,000円
  • 機材費:税込1,815,000円
  • システム導入費:税込165,000円

合計:税込3,135,000円

研修費とは新規加盟店研修費のことです。
加盟後に他の研修がある場合は別途研修費が発生する可能性があります。
また、機材費には開業時に必要な器材一式が含まれ、システム導入費の「システム」とは財務管理などのシステムのことです。
参照サイト:おそうじ本舗「ハウスクリーニングの開業資金・収支モデル

高齢者向け弁当の宅配サービス業とペットシッター業は、100万円以下の費用でフランチャイズに加盟が可能ですが、他の業種は安いと言っても100万円以上は発生します。
また、今回の費用に物件取得に関する費用は含まれていません
自宅で開業する場合でも、手を加える必要が発生する可能性がありますし、店舗や事務所を借りる場合は物件取得費や内外装費なども必要になります。
もっと安く開業できるフランチャイズはないのでしょうか?
もちろんあります。
IT・インターネット関連ビジネスならさらに開業費用を減らすことが可能です。
では具体的にどんな業種があるのでしょうか?

低資金・低予算で開業できるIT・インターネット関連ビジネスとは?

  1. インターネットショッピング(EC)サイト
  2. フリーライター
  3. Webデザイナー
  4. プログラマー


上記のような業種はフランチャイズ本部に払う加盟料やロイヤリティが比較的少ないところが多いです。
また、必要なインターネット環境やパソコンなどをあらかじめ所有しているのなら、設備にかける費用もほとんどありません
ただし、インターネットショッピングは仕入れをするための費用が別途発生します。

フランチャイズでの開業するメリット・デメリット


個人開業なら加盟料やロイヤリティなど本部への支払がないので開業のハードルが低く、利益も多くなると考える事もできます。
それでもフランチャイズに加盟するのはどんなメリットがあるからでしょうか?

加盟店で開業するメリット

フランチャイズ加盟店で開業することには主に5つのメリットが考えられます。

メリット 1 )融資が受けやすくなる 

特に未経験で開業する場合、何の実績も無いため金融機関などからの融資をなかなか受けることができません。
しかし、加盟店になれば本部に蓄積されている加盟店のデータから、自分の店舗に近いデータの情報を基にした事業計画書を作製できます。
実例を基に作られているため説得力があり、融資を受けやすくなるのです。

メリット 2 )未経験でも開業できる

「低資金・低予算での開業できる業種」の中にも出てきましたが、本部ではオーナー研修を行なっています
そこで経営や運営の仕方を学べますし、マニュアルなどもあり、未経験での開業を助けてくれるのです。
個人開業では得にくいサポートと言えます。

メリット 3 )開業当初からブランド力がある

フランチャイズのブランド力の例として分かりやすいのがコンビニです。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンと言った有名店と個人経営の無名のコンビニ、新しい店舗ができたらどちらが入りやすいでしょうか?
全く知らない店よりも、知っている店名のほうが入りやすいです。
つまりブランド力は集客にも大きく影響する要素と言えます。

メリット 4 )個人経営よりもリスクを抑えられる

本部には他の加盟店のデータが蓄積されており、成功しやすい方法や反対に失敗する原因を知ることができます。
そのため的確なアドバイスやサポートが期待でき、個人経営よりもリスクを軽減することが可能です。

メリット 5 )売上アップに専念しやすい

個人開業では新商品開発や広告掲載の手配、そして接客マニュアルの改善など経営者がしなければならない仕事が山のようにあります。
フランチャイズに加盟すると、そういった雑務は本部が担当している場合が多く、加盟店は本部の決まりに従って運営すれば良いのです。
労働力を売上アップに集中しやすい環境と言えます。
個人開業とフランチャイズ加盟店での開業の大きな違いは、一言でいうと本部による様々なサポートがあるかないかです。
特に未経験で開業するなら、誰の助けも無しに成功するのは困難ですし、結局利益を出せずに廃業に追い込まれる恐れもあります。
そういったリスクを軽減させる意味でもフランチャイズ加盟店での開業はおすすめと言えます。
しかし、加盟店になることはメリットばかりではありません
どんなデメリットがあるのかもしっかりと確認しておきましょう。

加盟店で開業するデメリット

フランチャイズ加盟店になることには4つのデメリットが考えられます。

デメリット 1 )本部への支払が発生する

加盟店になると毎月のロイヤリティだけでなく、加盟料や保険料、研修費、広告費など本部への支払が発生します。
本部の中には「ロイヤリティフリー」や「加盟料無料」をうたっているところもありますが、中には別名目にしていたり、材料費などに上乗せしていたりする場合もあるので、加盟前にしっかりとチェックしておくことが必要です。
また、契約期間内に契約を解除すると違約金が発生する本部もあるので、その点も確認をしておきましょう。

デメリット 2 )自由な経営がしにくい

契約内容や本部の方針、規約などに縛られ、自分の思い通りの経営ができない可能性があります。
ただし、本部によってはオーナーの裁量で自由に経営できるところもありますし、自分の考えと近い本部を選んで加盟すれば、比較的思い通りの経営をする事も可能です。

デメリット 3 )本部がブラックの恐れ

厳しいノルマを課してきたり、希望していない商品を強制的に仕入れさせたりする本部があります。
大手コンビニ加盟店のオーナーが人手不足から営業時間を短縮しようとしたところ、本部側が契約違反とみなし契約解除を持ち出しオーナーに圧力をかけたという事件は有名です。
そのためフランチャイズパッケージの内容だけでなく、本部の評判もインターネットはもちろん、できれば既存の加盟店のオーナーに話を聞くなどして確認しておくことが重要です。

デメリット 4 )ブランドイメージの悪化による悪影響

ブランド力の裏返しとも言えるのですが、本部や他の加盟店で不祥事が発生すると、その影響で客足が遠のく恐れがあります。
加盟店は独立していると言っても、客の立場から見れば同じ看板を掲げている同じ店とみなされてしまうのです。
このように加盟店になることにはデメリットも存在します。
ただし、ブランドイメージによる悪影響以外は対処方法があるのも事実です。
メリットとデメリットを比較し、どちらが自分にとって大きいのかを吟味して、加盟店で開業するか個人開業するかを判断しましょう。

低資金で開業できるフランチャイズでも収益が見込めるのか?


低資金・低予算でも開業できるフランチャイズがあることは分かりました。
しかし、開業できても十分な収益が見込めなければ意味がありません。
そこで「低資金・低予算での開業できる業種」で紹介した「まごころ弁当」の公式ホームページに掲載されている収支モデルを参考に考えてみましょう。

まごころ弁当の収支モデル

まごころ弁当では、1食475円(税抜)のお弁当を1日50食販売したとして収支モデルを発表しています。

1ヵ月の利益

475円 × 50食 × 30日 = 712,500円

原価が307,088円なのでその金額を引くと405,413円です。
まごころ弁当のロイヤリティは0円ですが、会費の3万円は発生しますし、水道光熱費や設備費、家賃などもかかっています。
ただし、従業員は雇っていません。
その条件で合計172,000円の経費が発生しているとします。
405,413円 - 172,000円 = 233,413円
1日50食の弁当を配達できれば月に23万円以上の収入が見込めます。
参照サイト:高齢者向け配色サービス まごころ弁当「フランチャイズパッケージ概要

あくまでこの結果は収支モデルなので50食分の契約が約束されているわけではありません。
また、50食というと多いと思うかも知れませんが、冷蔵食品を使用しているので盛り付けをして後は配送するだけです。
とは言え、開業にかけた金額により本当にプラスになるまでの期間が変わります。
まごころ弁当は本部への支払が少ないのでそれ自体は大きな負担とは言えませんが、金融業者から融資を受けて開業する方は、事業計画はしっかりと立てておく必要があります。

利益が上がらないなら本部へ相談

思うように利益が上がらないなら、本部へ相談するのがおすすめです。
中にはブラック会社の本部もあるのは事実ですが、それでも本部は加盟店に儲かって欲しいと本気で思っています。
なぜならそれが本部の利益にもつながるからです。
本部に加盟店のデータが蓄積されており、成功例や失敗例の情報も多くあります
そのためどのようにすれば集客が見込めるか、あるいは何をしているから利益が伸びないかなど原因を突き止め、改善することが期待できるのです。
低資金・低予算で開業した加盟店でも利益を出せる可能性は十分にあります

少ない資金で独立を目指そう


低資金・低予算で開業できるフランチャイズの開業方法から、開業できる業種、加盟店で開業することのメリットやデメリットなどを紹介してきました。
低予算で開業できるフランチャイズはありますが、そこで成功できるかはまた別問題です。
自分に合った業種で、ちゃんとやっていけるかはじっくりと吟味しましょう
そして開業を決めたら、自分に合った本部で着実に利益を出して成功を目指してください